意識すればチーム力が高まる3種類のサポート!【前進のサポート編】

サッカーの試合で大切な動きに「サポート」があります。日本では「味方選手を助けるプレー」として広く知られています。プレッシャーを受けている味方選手のために、後方から回ってパスコースを作るシーンが、代表的なイメージではないでしょうか?

一方スペインでは、サポートをいくつかの種類やスタイルに分けています。クラブによってさまざまなメソッドがありますが、ここではわかりやすくサポートを3つに分けて解説します。はじめはゴールを決めるために必要な「前進のサポート」を紹介します。

【apoyo de progresión(アポジョ・デ・プログレシオン)】ポジションのライン間がキーとなる前進のサポート

サッカーはゴールを決めるために自陣から前進して、相手陣地へと侵入しなければなりません。その中で前進のサポートは字のごとく、相手陣地にボールを運び、アタックするために欠かすことができないサポートです。

ボールを持っている選手に、フリーな状態でサポートを行っている味方選手が複数いる場合、さまざまな種類のサポート中でも、前進のサポートをしている選手へボールを渡す優先順位は高くなります。

前進のサポートはメソッドや考え方によって定義が変わりますが、一般的にはボール保持者のいる位置に対して、ひとつ以上の「ライン」を超えた位置でサポートを行うことをいいます。ラインとは、例えば相手チームのシステムが4―3―3の場合、DF・MF・FWのそれぞれポジションにいる選手を結んだラインであるとイメージしてください。このシステムでは3つのラインがあることになります。

ボール保持者がセンターバックであるとき、DFラインとMFラインの間、MFラインとFWラインの間、そしてFWラインから相手陣地のゴールラインの間でパスコースをつくります。つまりDFラインの選手がボールを持っているときは、前進のサポートとなるゾーンが3つあるということです。このため、相手陣地にボールを持ち込むほどプレーがしにくくなるのは、ゾーンの個数と広さが減少してしまうためといえます。

前進のサポートを完成させるためには、もうひとつ大切なことがあります。それはサポーターがボールを受けたときに、ダイレクトでボールを前に運ぶことができるポジショニングをとることです。前進のサポートはボールを受け取ることが目的ではなく、ゴールに向かってボールを運ぶことです。そのため、「パスコースを作るポジショニング」と「ダイレクトで前にボールを運ぶポジショニング」の両方が成立しているスペースを探さなければなりません。2つの条件を満たしたサポートをプレーした選手が、前進のサポートを成功したことになります。

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