オリンピック憲章から学ぶスポーツの在り方

東京オリンピックを来年に控えた日本。56年ぶりに日本で行われるスポーツの祭典に、胸を躍らせいている人も多いでしょう。

オリンピックといえば、古代ギリシャの地名「オリンピア」が名前の由来で、世界のトップアスリートが各競技で金メダルを目指す、というイメージが一般的だと思います。

では、オリンピックの意義を考えたことはあるでしょうか。国際オリンピック委員会(IOC)では、根本原則、規則、付属細則を成文化した「オリンピック憲章」を掲げています。そのなかの「オリンピズムの根本原則」の1から3根本原則を例に、スポーツの在り方を考えていきます。

※オリンピック憲章は『オリンピック憲章 Olympic Charter 2018年版・英和対訳 (2018年10月9日から有効)』から抜粋

生き方の想像、平和な社会の実現……。100年以上変わらない理念からオリンピックはできている

最初のオリンピック憲章は1908年に定められ、以降、時代にあわせて改訂を繰り返しています。しかし、理念の部分は変わっていません。それが「オリンピズムの根本原則」です。

根本原則は7つありますが、その内の1から3根本原則に目を通すことで、オリンピズムとはなにかを理解できるようになっています。

1.オリンピズムは肉体と意志と精神のすべての資質を高め、バランスよく結合させる生き方の哲学である。オリンピズムはスポーツを文化、教育と融合させ、生き方の創造を探求するものである。その生き方は努力する喜び、良い模範であることの教育的価値、社会的な責任、さらに普遍的で根本的な倫理規範の尊重を基盤とする。(原文ママ)

ここではオリンピズムが目指す人間像と理想の社会を謳っています。人間像では日本でよく使われるフレーズ「心・技・体」がまさに当てはまります。根本原則は、遊びが語源であるスポーツを、文化や教育と同じく価値があるものにするために書かれ、スポーツの発展に必要な理想の人間の在り方や生き方を語っています。

2.オリンピズムの目的は、人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会の推進を目指すために、人類の調和のとれた発展にスポーツを役立てることである。(原文ママ)

そして根本原則2では、オリンピズムが差別や暴力がない平和な社会を目指すことが目的であると書かれています。

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