すでに行っているトレーニングを、目的に応じてオーガナイズする大切さ

子どもたちにもっとサッカーを楽しんでほしいと思うのは、指導者の常。本やインターネットでは、さまざまなトレーニング集を紹介しています。

そのため、人によっては「たくさんトレーニングがあって、迷ってしまう」ということも。たしかに、たくさんのトレーニング方法を知っておくと、子どもたちにいつもと違った刺激を与えることはできます。

しかし、すでにチームで行っているトレーニングでもちょっとした工夫をすることで、さまざまな目的に応じた内容にオーガナイズすることができます。

テーマによってオーガナイズを変化させる

その年代でも行いやすい「鳥かご」。このトレーニングを例に、一つの内容でも目的によってオーガナイズに変化をつけることで、多くの角度から効果を期待できることを紹介します。

・基本とするオーガナイズ
 グリッドの4辺に4人、グリッドの中に2人。辺にいる4人がボールを保持し、中の2人が奪いに行きます。

・目的:方向をつけたコントロールの習得
 ボールを受け取る際、次の展開が有利になるようなコントロールを意識させます。まずはディフェンスのプレスがかかりにくいように、広めのグリッドとします。プレスが弱い代わりに、外の選手は「どこへボールを方向づけてコントロールするか」について最大限に意識させます。
 選手が理解してきたら、グリッドを狭くしてディフェンスからのプレスを強くします。

・目的:心肺機能の向上
 外の4人のパスがミドルパスになるように広くグリッドをおきます。中の2人は決められたセット時間内、全力でプレスを行うことで心肺機能の向上を狙います。
 外の4人にはスピードあるパスを心がけさせることで、中の2人はアジリティー向上が期待できます。

・目的:3人目の動き
 パスをした人は必ず他の辺にいる人と場所を入れ替えることをルールとします。パスした人はパスをしたら動く意識を、ボールを持っていない人は3人目の要因として発生したスペースに走り込むことを意識させます。
 ボールと人の動きによって、何が発生するのかを理解させることが大切です。動くことばかりに意識がいっていないか確認しながら行わせましょう。

他にも目的によってさまざまなオーガナイズが考えられます。重要なのは、「オーガナイズは目的から逆算して設計する」こと。本に書いてあるオーガナイズの大きさをそのまま当てはめるのではなく、子どもたちの学年やレベルに応じて調整する必要があります。

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